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取材を受けたよ

11 月 13th, 2008

先日、会社の採用に協力してくれ、とお達しがありました。
あいよ、と請け負ったものの、蓋を開けてみたら、某有名就職活用サイトの取材であり、写真撮影もありでした。
「え、嘘?そうなの?拒否権なし!社員の肖像権なし!っていうか取材の前に社内で意識合わせとかの打ち合わせはしないでいいのか!その日の気分でまずいこといっぱい言っちゃうぞっ!」
みたいに主に不満系で始まったのですが、まぁすぐに取材って面白そう!プロのカメラマンに話を聞けるかもっ!と、楽しみに変わったのでした。仕事さぼれるし。

当日、取材場所に行ってみると、自社の採用担当1名(女性)に、採用などの対社外方面をサポートするコンサル会社のアドバイザー1名(女性)が待ち構えていました。

このコンサルの方は初めてお会いしたのですが、取材に入るまえにこの方の持論を聞かされまして、曰く、去年も同じ就職サイトに情報を載せたけど、去年分は「いかに社内の教育システムが優れているか」に焦点を当てすぎて、「実際にどういう仕事内容なのか?」が見えてなかったのが難点。だから、学生がイメージできやすいように、現場の声として、経験豊富なベテランのあなた(=私)を呼んだ、んだそうです。まあ、作っているシステムは誰でも知っているような公共性のある種類のものなので想像はしやすいと思うんですけどね。なぜその白羽の矢が私なのか、というところまでは教えてくれませんでした。そんな人どっかにいねぇ?あいつでいんじゃね?的なやりとりが上層部であった模様です。
で、まぁとにかく現場でどういう仕事をどういう事を考えながらやっているのかを話してくれればそれでいいです、とのこと。
でも、NGワードやら、方向性、という意識あわせは一切なし。

そんないい加減な設定でこのまま取材を受けていいのだろうか?と不安になってきたときに、就職サイトの取材陣登場。
取材陣は就職サイトの方2名(男女)+専属ライター1名(男性)+カメラマン1名(男性)。
軽く名刺交換&挨拶で、取材の始まり。

取材は、ライターさんによる質問に答える、という形式。
業務の説明、システム屋の説明、仕事をする上で気をつけていること、今大変なこと、目指すところ、会社にどんな人に来て欲しいか、などなど、事前に用意していたであろう質問を、会話の流れでうまいこと聞いてきます。なんだ、しっかり舵取りしてくれるのか。と安心したものの、やはり私自身、正直何も用意していなかったので、本当に正直なところを素直に話してしまいました。
時には思いつきだったり、今まで思っていたことだったりを歯に衣着せぬ言い方で答えていました。まさに本当の現場の声、みたいな感じで話しちゃったけど、これで本当にこれでいいの?と一緒に取材を受けている上司やコンサルさんを見ますが、二人ともニコニコしていました。それって取材陣がいるからのスマイルなのか、本当にそれでいいからのスマイルなのか・・・。しかし、私の発言がほぼそのままの意味で記事に載った時に、学生がその記事を読んで、「この会社行きてー」と思うのだろうか?もっと会社の総意としてのアピール的な事を話すべきだったのではないか?と少々不安でした。

取材の1週間後にWebページにしたサンプル原稿が届きまして、やばげな情報(顧客に迷惑がかかるような情報や、自社自身が不利になるような発言)が混じっていたら指摘して、その後最終校正になる、という取り決めだったのですが、ああ、プロだなぁ、と思うような仕上がりで、限られた紙面でよくまとめたなぁと感心しました。さすがライター本職さん、うまい具合にまとめてくれちゃってます。
こちらの主張の本筋を変えずに、ライター側(就職サイト側)が付加したい情報と合わせて、最終的に持って行きたい結論に持って行っている。うまくミックスされていて、かつこちらの異論がない内容で、なかなかやるなぁ、と感心しました。
よく聞く、勝手にねじ曲げた事実を書かれた!というようなことはなく、なんだ、そういう点では全く心配なかったんだ!と、変な安心をしたのでした。きちんと聞いたわけではなく、その場の自社メンバーと取材陣の態度からみると、どうもそんな感じだなぁと感じただけですが、まぁ、基本的にうちの会社が載せてくれ、とお金を払っているのでしょうね。そりゃマイナスイメージは書かないわ。
しかし、よく読むと、記事中で私はかなり偉そうに「あるべき姿」や「今後の展望」を語っちゃっています。考えてみたら入社8年目、十分中堅なんだなぁと。ここのところ怠けた仕事ばかりやっていたので、ちょっと自分を引き締めるきっかけにもなったのでした。

もちろん、やはりあまり納得できない点ももちろんありまして、「求める人材」というところで、私個人の思いを話してしましたが、それがそのまま記事になってしまっていて、ちょっとまって?求める人材の定義が会社の総意みたいに伝わっちゃうとなんかすごい責任問題になっちゃいそうなんですけど!って思ったり、そういうところは採用担当に相談してみたのですが、「別に問題ない」的な事をいわれて、あ、そうなの・・・でした。なんでそこがそんなにいい加減なの?ってちょっと怒りましたけど。

取材中、驚いたのは、音声記録媒体がカセットテープだったこと。
かなり年季の入ったウォークマン型より古めの録音機材で、話の内容毎に停止と録音ボタンをすごい勢いで交互にガシャガシャ押してました。へぇ、いまどきテープなんだぁ、そのボタン、押し間違えていたら悲惨だねぇとか思いながらその操作を凝視していたのでした。
いまどきのICレコーダーでないところが味があって面白かったです。
テープなんかまだ売っているのかな?とちょっと調べたのですが、まだまだ演歌の市場では熱い媒体みたいです。どうも演歌を聴く人はほとんどが自分でも歌うらしく、お手本のテープの同じところを何度もリフレインして聞いて勉強・練習するんだとか。なにかとテープの方が都合がよいそうです。そうか、取材テープの起こしも同じよな作業をしますもんね。
最近のシリコンプレイヤーでも出来ないことはないですが、やはり世代によってはリプレイスのハードルが高いんでしょうか。ま、慣れている方がいいですもんね。
ITmedia Biz.ID:「テープ起こし」に特化した再生ソフト:
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0608/07/news082.html

取材の後は職場の風景をバックに2カットの撮影が30分ほど。
写真撮影は本当の現場でおこなったのですが、撮影のために結構現場の皆さんの手を止めることになり、被写体の私としてもなぜか会社に貢献しているというのに恐縮してしまったのでした。
あとちょっと屈辱的だったのが、一緒に被写体になった上司との身長差が結構ありまして、私がシークレット踏み台(コピー用紙未開封を3段分くらい)に乗らなくてはならなかったこと。ぐむむむ。本気で上司を指さして、「この人がしゃがめばいいんじゃないですか?」って言ったくらいでした。「それじゃあ安定しないから被写体ぶれする!」で却下されましたけど。

それから、PC画面を指さしたり、あれこれしゃべっているシーンでは
「適当に話をして下さい」
なんて言われるんですが、そんな急に何を話すかなんて出てきませんよね。
普通に上司に向かって「今日、これから昼食どうします?」「あ、下の階で適当?」「ご一緒していいですか?」でもうネタがつきてしまい、しかも上司は自分から話そうとしないので、カメラマンに「そのカメラ何?」とか「レンズは?今の焦点距離とF値教えて!」とか、そんな話ばかり私だけがするはめになってしまい、上司が一言も発さず、という感じでした。

撮影はシーン毎の最後に、灰色の板を胸部分に遺影でも持つようにしてもって撮影します。
これはグレーチャートという板で、マニュアルホワイトバランスするときの基本です。
本来は適正露出を測るためのものですが、正確な18%グレーのものはホワイトバランスに使えるそうです。
カメラは撮影された画像の色を自身で判断できません。色は光の反射(吸収)によって見えるわけですが、そもそも当たった光の色温度によって色は変わって見えるわけで。
でもカメラはコントラスト(輝度)はわかるから、ここがグレー(もしくは白)ですよって教えてあげればそこをグレー(もしくは白)にするように全体の色温度を調整すればいいと、そういうことだそうです。そのためには確実なグレーを被写体に入れておけばよく、そのためのグレーチャート。RAW現像用のソフトを使えば、グレーチャート部分をポチッとすれば正確なホワイトバランスで現像できる訳です。
プロ用のは職人が手塗りで作っていてかなり高価らしいです。私が渡されたグレーチャートは、めっさ傷が入っていて、といかハゲ部分もあり、テカっていて、はじめはレフ板?今頃?なんて思ってしまいましたよ。大丈夫なんだろうか?
と、原稿サンプルでいただいた写真を見たら、これができが悪いのなんの!顔の肌色がめっちゃ赤くなっちゃっているし、スーツの黒部分はつぶれているし・・・・
たいしたことない方だったみたいです。まぁ、素材はWebに載せるようなもので細部までのこだわりはなくていいものの、それにしてもこのできはないんじゃない?ってかこれだったらコンデジでいいじゃん、というレベルでした。雑誌や取材レベルのカメラマンではあまりそういったプロ級の技術は必要ないんでしょうね。

使用していた機材はニコンのD2H
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0722/nikon.htm
これはかなり古いですが、やはりプロというよりハイアマチュアの方が持つようなものだそうです。
そうなんだー。ちょっとがっかり。

で、まぁ業務内容に突っ込んだ話をしているので、そのあたりで顧客のマイナスイメージにつながりかねないところや、ライターさんが実は誤解している部分なんかを修正、その後念のため、「こんな記事だしますが」と顧客に断りをいれ、「はぁ終わったね」って一仕事終えて、という気分だったのですが、、、
数日たって「やっぱりこっちにします。」との連絡が。取材の進行内容とうまく調和の取れた記事だったのが、一変して全く別物になっており、私が全体的に熱血な感じのキャラになっており、所々に強調しすぎた表現や、言った覚えのないことまで!(しかもカギ括弧で台詞風に書いてあるからさも本当に言ったように読める!)
なんじゃこりゃ!まさか、これが取材陣の本性か!とちょっと怒りの連絡をいれたら、どうもアドバイザーのコンサルの方が、元記事ではインパクトが足りない!と差し替えたようなんです。あの・・・ライターの方がめっちゃかわいそうなんですけど・・・。どうもそのアドバイザーのコンサルの方は何でも自分色に染めないと気が済まない様な方で、採用担当もあまり自分は考えずにコンサルの言いなりになるような構図ができあがっていて、ドタ変更がまかり通っているようです。
なんだろうか、人の仕事をとって何が楽しいんだろうか?だったらはじめに打ち合わせして、その内容を渡せばいいじゃん。いちいち取材なんてやってもらわなくてもさー。
例えばその変えた原稿で学生の関心が高まる、とか、社のいいところをアピールできる!とか、分析された結果の裏付けがあればいいんですが、どうも我を通しているだけのわがままにしか見えないんですよね。自分の仕事ぶりをアピールしたい、ってことなのかな?なんか記事から伝わってくる社風もマッチしない気もするし、なにより、そのアドバイザーの思い込みの激しさが痛い感じがする。
まぁね、私は取材を受けただけですから、記事をどうこうしろ、という事は言いませんけど、少なくとも言っていないことをさも言っているように書くのだけはやめてくれ、と伝えたのでした。
あと、、、こっちはすでに顧客に了解を得ているの。ね。記事内容が変わりましたから、ってまた見せにいって、内容が全くと言っていいほど違っていたらなんて説明すりゃいいのよっ!
つーか、確認する人がたくさんいて、原稿が変わるたびにまた確認し直しで、どれくらいの人の仕事時間を奪っているか、わかっているのかね?って感じですね。
それくらい我の強い人が出世していくのかねぇ?でも少なくとも一緒に仕事したいタイプではないわ。

つーことでいい経験だったんだかどうだか、最後は怒りで終わってしまいましたけど、とりあえず2010年度のページに私の汚い顔が載っちゃうわけです。実名入りで。はぁ・・・・。

日常の出来事 ,

  1. maruchan
    11 月 13th, 2008 at 20:40 | #1

    おつかれさまでした。

  2. 11 月 13th, 2008 at 23:54 | #2

    そうそう、お昼は陳建一 麻婆豆腐店 みなとみらい店の麻婆豆腐セット(ライス、スープ付き)を上司にご馳走になったのでした。だから愚痴をだらだら言ってはいけませんよね。
    この麻婆豆腐、めっちゃおいしいです。しかしめっちゃ辛いです。挽肉なのか唐辛子なのかわからないくらい、食べて体に悪いんじゃないかと思うくらい辛いです。お勧めです。上司と私はおなかを壊したのですがw

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