下垂体腫瘍闘病生活記6【内分泌内科入院2】
三寒四温、ってことでしょうか?寒かったり暖かかったりですね。
先日、東京女子医科大学病院付近の鰻やさんで昼食をとりました。
うな重には肝吸いが付くのに、うな丼には付かないんですねぇ。
プラス120円でお吸い物をどぜうのお吸い物にできるということで頼んだら、なんと私の席の後ろの樽から生きたどぜうをすくってからの調理でした。なんとなく、うれしかったです。
では、内分泌内科の検査入院(入院2/2回目)のお話です。
下垂体腫瘍闘病生活記 もくじ
下垂体腫瘍闘病生活記 カテゴリ全部
●下垂体腫瘍闘病生活記1【プロローグ】
●下垂体腫瘍闘病生活記2【8月23日 精密検査(前編)】
●下垂体腫瘍闘病生活記3【8月29・30日精密検査(後編)】
●下垂体腫瘍闘病生活記4【新しい病院へ】
●下垂体腫瘍闘病生活記5【内分泌内科入院1】
●下垂体腫瘍闘病生活記6【内分泌内科入院2】(このエントリ)
【入院二日目】(10月17日 火曜日)
本日の予定。
10/17(火)
・薬物負荷テスト(GHRP成長ホルモンの検査)(朝食はお預け)
・早朝第2尿(2回目のお小水)にて尿検査
・第3尿から蓄尿スタート(24時間ためる)
朝だ!快眠できた!と目覚めて時計を確認したらなんとAM3時。
まだ早い。
尿意。
今日は2回目の尿を検査で使う。
うーん。これで出した尿は、早朝第1尿にカウントしていいのか・・・。
ただの夜の尿なのか。
ってか、出してからこれからまた寝たら、次の尿は第何尿になるのか?・・・悩む。
とりあえず、我慢して無理やり寝る。
5:30再度起床。
もう、2度寝する気がないので、迷わず出す。
まだ病院は起きてない。
暇なのでグルーミングして屋上へ。冷たい風が気持ち良い。
ベッドが普段のものと比べて固い(というかマットが薄い)ためか、体のあちこちが痛い。慣れないせいもあると思う。
病室はやや高めの室温に設定してるようで、ちょっと汗ばむ。息苦しくなったら屋上に行くことにする。
9時前から担当医師による薬物負荷テスト開始。
ベッドで横になり、注射針を打つ。その刺激で余計なホルモンが出てしまうため、差したまま10分ほど放置。
10分後、医師が来て、何もしないですぐに採血。
間髪いれずにホルモン促進剤を打って、15分待って採血。採血はこの後、15分間隔で3回行われる。
暇になるはずなので、シリコンプレイヤーを用意。落語を聴く。
ホルモン促進剤を打った直後から、全身が熱くなり、汗が出てきた。
正常な副作用であるあらしい。
これで、目の前が真っ暗になったり、頭痛がすると、腫瘍、その周りに悪影響が出た証拠でまずいらしい。
頻繁に頭痛は大丈夫か?と聞かれる。
また、試験中に寝てはいけない。体勢はあお向け。これを聞いたら眠気がおそってきて困った。
だって見える景色がこれだもの。自然と眼をつぶってしまいますよ。そしたら眠くなっちゃうし。
明日の試験の際は、本を読むことにする。
担当医師はさすがに慣れているようで、採血が上手だ。まったく痛みはないし、後も残らなかった。
10時40分くらいに終了。
ちょっと疲れた。というか倦怠感で何かをするという意欲がわかない。
これはホルモン促進剤の影響だそうだ。
遅い朝食を取る。

食事は、朝昼晩それぞれ2種類あり、1週間に一度、献立が配られ、どちらかを選ぶようになっている。
毎食選ぶことができるのでうれしい。朝食はいつもパン食を選択した。
牛乳がついているし、デイルームに行けばオーブントースターがあるからアツアツを食べることができる。
デイルームで食べていると、看護婦さんが声をかけてきた。
「やっとの朝食ですね。お昼はちょっと時間を遅らせましょうか?」
細かい気配りがうれしい。
でも、検査のせいか、すごくお腹が空いていたので、ほぼ立て続けとなるような食事をした。満腹になった。
食器の片付け方法などは、同じ部屋のおじさんが親切に教えてくれた。
あまり会話のないところで、このように親切にしていただけると本当にうれしい。
午後、新人の看護婦さんが来て、蓄尿をやり直してほしいといわれた。
理由はきかなかったが、なにやら恐縮している。こぼしちゃったのかな?
やり直すのは検尿から。蓄尿は、いったん膀胱をからにしないといけないらしい。
朝、悩んだ尿回数は別に大したことではなかったようだ。
蓄尿は、まず、計量カップに出してから、ためるための袋に入れていく。
いちいち○○ccでた、とメモっていく。
15時過ぎ、母と兄が到着。
検査入院だから見舞いなどはいらない、と言ってあったのだが、あまりに退屈なので話し相手になってもらう。
妻は会社。
そうそう平日にほいほい休めるものではない。
デイルームに将棋版があったので兄と勝負。全敗。ダーツがあれば勝てたのに・・・。
暇で死にそうだ、と言ったら、この日の帰りに秋葉原によって、ポータブルDVDプレイヤーを買って、明日、24全巻セットとともに持ってきてくれる、という。
こういうときの家族の底なしのやさしさっていうのはうれしいようでこそばゆい。
母は母で病院食がおいしくない、というメッセージを受け取り、手製のお稲荷を持ってきてくれたが、数が尋常ではなかった。4つだけタッパーに入れて共同の冷蔵庫に入れた。夕食と明日の朝食あたりでいただく予定。
ありがたくうけとっておく。
今日は風呂は女性の日なので入れない。
予約表を見たら、同じ時間帯に2人の名前があった、一緒に入るとかそういう会話が聞こえたには聞こえたが、病院でそんなに仲良くなるものなのか?と面白く思う。
イベントが特になくても看護士の方や、研修生の方がいらっしゃるので、屋上やトイレに行っているときには私の居場所が分かるように「居場所札」を用意した。
ま、暇なのでこういうのが苦にならない。
【入院三日目】(10月18日 水曜日)
本日の予定。
10/18(水)
・薬物負荷テスト(甲状腺・副腎・性腺ホルモンの検査)(朝食はお預け)
・蓄尿終了
また早起きしすぎた。2時に目が覚めてしまった。
とりあえず検尿などはないのでめげずに二度寝する。
朝から負荷試験。
今日は甲状腺・副腎・性腺ホルモンの検査。
今度は採血の間隔が30分。トータルでかなり時間がかかった。
今回は汗ではなく、顔が真っ赤になったらしい。
採血の度に、「さっきより顔色がよくなりました」といわれた。
ということは最初は赤鬼のようだったのか?
同じ様に朝食はこれが終わってから。
面白ことに、そういう場合は「朝食待ち」と書かれた札がベッドのテーブルに置かれる。
まるでなにかのペナルティーでお預けされているようだ。
途中で入ってきた掃除のおばさんがこれをみて、「お腹、空きましたよねー」と一言。
ここの病院はこういうふれあいが多くてうれしい。
注射等をしたのでお風呂をいただいてもいいのか気になって聞いてみたが、OKとのことだった。
この日はもうイベントがないので午後一に入る。
お風呂の電気をつけようとしたら、間違って呼び出しボタンを押してしまった。
ちょうど電気のスイッチがあると思うところにこのボタンがあるので、これはちょっとしたトラップだ。
服を脱がずにしばらく待って、看護士がきて「ごめんなさい」してから入る。
14:00で蓄尿完了。今日の担当看護士は、てんぱっている新人さんではなく、熟練した方だった。
新人さんは今日の夜勤らしい。夕方に挨拶に来た。
明日の朝、採血をするらしい。予定にはなかったのでなぜかときいたが、詳しい話は分からないらしい。
「き、聞いてきます」とテンパっているので、無駄な時間をとらせるわけにはいかないと遠慮した。
採血は担当医師がやるとのことであった。なにかあったのかな?とちょっと気になる。
思い出したように
「明日退院ですね、おめでとうございます」
って言われたが、
「あいや、検査入院ですから・・・」
と照れて笑ってしまった。
そしたら、いらないことをいってしまった、とでもいうようにしょんぼりしてしまったので、悪いことをしたなぁと反省。
兄が来てDVDプレイヤーをおいていく。
母は豚のねぎ巻きフライを持ってきてくれた。
夜、DVDプレイヤーで24を1:48あたりまでみたところで電源が落ちた。どうやらACアダプタの初期不良らしい。バッテリー側、本体側につないでもうんともすんともいわないため、あきらめて落語を聴く。
この日は目が冴えていて、なかなか寝れなかった。
消灯後の真っ暗な病室を懐中電灯の光が走る。
さながら24の突入シーンのようであったが、正体は看護士さんの見回りだった。
おもむろに私のところのカーテンが開いたのでぎょっとして上体を起こしたところ、例の新人さんが何か言っている。
イヤホンを取って「はい?」と聞き返すと、「おこしちゃいましたか。」と恐縮している。「いえ、おきていました。ご苦労様です」と返事をしたが、なにかこっちも恐縮してしまった。
【入院四日目】(10月19日 木曜日)
本日の予定。
10/19(木)
午前中 教授回診。
トイレ以外はベッドにいないといけないらしい。
夜更かししたせいか、ちょっと寝坊して7時ごろ起床。
もしかしたら、もう入院生活に慣れてしまったのかもしれない。
寝ぼけていると、新人看護士さんがやってきてこれからすぐに採血だという。
担当医師の予定であったが、自分がやるとのこと。
よし、がんばってくれ!
ひとつひつの手順を確認しながらゆっくりと作業を行う。
「ゴムで腕を縛ってグーパー」の手順がなかったので私がサポートしてしまった。
親指を握って待っていたが、途中で手が止まってしまった。
どうも、血管が見つからないらしい。
後ろで見ていた先輩看護士さんがアドバイスする。
「この方の血管はとても血管だから大丈夫、こうして押しても横に逃げたりしないでしょう?」
無事、完了。刺してしまってからは結構早くてよかった。
なんだ、上手じゃないか、と思ったのだが、後になって腕をみてみたらものすごい内出血をしていた。
頑張れ新人看護士!
今日は回診の日だそうで、帰り支度をととのえてベッドの上で待っていた。
まずは呼吸器系の回診。この階は呼吸器系に内分泌系が間借りしているらしい。内分泌の本家は一つ下の階だそうだ。
挨拶もせずにぞろぞろとやってきてはなにやら話している。
後ろのほうで若い医者が談笑している。患者がいるのに失礼じゃないかなー、と思ってしまった。
だが、私の時(内分泌系の回診)にはまったく別の雰囲気のグループだった。いたって和やかな空気で簡単な問診だけだった。科によってだいぶイメージが違うんだなぁと感じた。
その後、昼をいただいてから退院のはずであったが、下垂体腫瘍と頭痛の関連性を研究している医師の方のアンケートを受けた。
下垂体腫瘍と頭痛の関連性を調べ、苦しんでいる方の助けになりたい!とかなり熱血の男性の方でであった。すっごい頼もしい。これで頭痛もとれたらなぁと思った。
その後、担当医師の説明。ホルモン検査の正式な結果は2週間後にわかるが、ジャストインフォで結果をとのことであった。
・・・成長ホルモンが検出されないらしい。
腫瘍で下垂体が押しつぶされ、出ていない可能性があるとのこと。
成長ホルモンが長期にでていないと、疲れやすかったり、脂肪を代謝できなくなるらしい。
そういえば、9月時の医師が、最近のメタボリックシンドロームの原因が成長ホルモンにあるという説を話していた。そのときは余談であったはずなのに、まさに的中してしまったのだ。
基礎試験で、コレステロール値が高かった(下記結果)のは、実は成長ホルモンが出ていなかったせいなのかもしれない。
LDLコレステロール 145
(正常範囲:70ー139)
いわゆる悪玉コレステロール
ALT 49
(正常範囲:39以下)
昔はGPTとされていた数値で、これが高いと脂肪肝の可能性あり。
腫瘍をとればきちんと治る人もいるとのことだ。
ちょっとショックだけれど、まあ、なんとかなるだろう、と努めて楽観的に捉えることにした。
次回は外来で内分泌内科を受け、結果を聞いて、そのあと手術だそうだ。
十分お礼をして退院した。
そうそう、今回の費用は下記のとおり。
特定療養費
医学管理 100点 300円
入院 72点 216円
包括診療 20009点 60027円
食事療養費
標準負担 点数なし 2600円
合計で63140円。うーん。きつい。手術時はもっとかかるだろうし。
高額医療負担制度からすると、同じ月に検査から手術までいっぺんにやったほうが得なのになぁ。
と、このときは結構不満たらたらだったが、私が所属する健康保険組合は平均年齢が低く、潤っているので高額医療負担の負担額が結構安いそうだ。診療や入院が月またがりになっても、そんなに思っていたほど自己負担が跳ね上がる、というわけではなかったので良かった。
まあ、そんなこんなでした。
お化けもでなかったし、楽しい入院生活だったかな?
手術のときはもっと快適空間をつくるのだ!
快適といえば・・・
どうしてもベッドに備え付けのライトの首が固定できなくて困った。どうしても、カックン、と下を向いてしまう。本を読むときなど、その角度の調整に結構大変だった。
(つづく)
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●下垂体腫瘍闘病生活記7【脳神経外科入院1 11月13日】



たしかに、ULTRAはこの前の部分が丸っこいので、添えている中指が時たま滑ってしまって、構えているときにダーツが下をむいてしまう、という弊害があったのです。
病室は11F。到着してすぐに体重と身長を測る。
風呂が一番近く、トイレが一番遠かった。

貸切用の露天風呂は別に要予約ではなく、行った時に空いていればオッケーとのことでした。
脱衣所の鍵はオートロック。露天風呂は写真のような感じ。
ざるそばが800円、天ざるが1600円と結構な値段でしたが、出てきた蕎麦をみてちょっと納得。

腫瘍の上部の方で、明らかに視神経を圧迫している、と説明を受ける。この正面からの写真だと良く分かる。
術式は、頭を開く「開頭」ではなく、鼻腔、もしくは上唇(歯茎)を経由して腫瘍直下の頭蓋骨に穴をあけ、腫瘍をかき採るのだそうだ。
でも、歯茎からアプローチする方法も、問題がありそうだ。
