腕が
日曜の午後6時半過ぎ、珍しく息子がぐずっていました。
あれ?お昼寝もちゃんとしたのに、もうお眠?とあやしながら一緒にテレビを見ていたのですがぐずりモードは解消せず。
7時前に夕飯の食前酒としてのフォローアップミルクチルミル(鉄分補給)をあげたのですが、なぜか左手を使わない。
ここで、もしや・・・
と、椅子に座らせてみると、左腕をだらん、と垂らしている。
左手でフォークを持たせようとすると一気に大泣き。
!っ怪我してる?!
ビックリしてわんわん泣いている息子の上着をそろそろと脱がして肩から手先まで左腕をチェックしたのですが、外見からは素人には分かりません。
ただ、腕を上に上げたり肘を曲げたりすると痛がって泣きます。
肩か、肘か、手首か指かが抜けたのか・・・さわっても痛がらないから骨折じゃないよね?ねっ?
まだ「ここが痛い」と言えないし、素人判断はまずいのですぐに救急児童相談に電話。最寄りの救急対応の整形外科を紹介していただきました。
車で10分ほど。
腕は動かさなければ痛くないらしく、車中では妻に抱かれながら何か鼻歌を歌ってました。
もしかして治った?と思うくらい泣き止んでいたのですが、やはり左腕は使おうとはしない、とのこと。
病院到着。
幸いなことに空いていたのですぐに呼ばれ、診察室へ。
若い当直先生が、「ちょっと見せて下さいね」と腕を触診。脱がせやすいような服に着せ替えていたので、だっこしている妻が「脱がせましょうか?」と進言したのですが、「いや、これで・・」と言いつつ袖をまくって息子の肘を内側から外側にひねるようにしつつ曲げます。ちょっとした抵抗を過ぎ、腕がカクンッとなったとたん、息子大泣きモード。
「たぶん、コキって今、入りましたから、もう大丈夫だと思います」
「??」
私的にはこの後、精密検査としてレントゲンをとって・・・、じっとしていられるかなぁ、大丈夫かなぁと心配していたところだったのですが、もう治ったとのこと。へ?
あっけにとられている父母を相手に、「あ、初めてですか?小さい子はよくここ(息子の肘をさして)を外してしまうんです。クセになりやすいので気をつけて下さい」
とのことでした。診察室に入って20秒もなかったと思います。触診からは5秒も経たずに完治。
なにこの最速治療!というか、本当に?レントゲンとかいいの?と、正直半信半疑だったのですが・・・。
息子はさっきのショックで大泣きしていますが、腕は上がっています。むぅ。
そして診察室を出てですぐに泣き止んで上機嫌であたりを探検し始めました。左腕使ってるし!
半分狐につままれたような気分でしたが、ケロっと元気になった息子の姿をみて、「大事でなくてよかった」と、ホットした気持ちの方が大きくなったのでした。
あー、なんか病院の先生、若くて茶髪でしたけど、尊敬するわぁ。
あとで調べたたところ、幼児は非常に脱臼しやすく、ちょっと引っ張っただけで簡単に抜けてしまうそうです。6歳くらいまでの幼児は肘の部分の橈骨頭を押さえる「輪状靭帯」というものが、まだ未発達で、骨を完全に押さえきれていないことが原因だそうです。
例えば、親子で手をつないでいて、子供が転びそうになったのを引っ張って防ごうとすると、こういう脱臼状態になったりしてしまう、とのこと。うう、そ、そんな簡単なことで・・・
正確には幼児の脱臼は「肘内障」といって、完全な脱臼ではなく「亜脱臼」・「半脱臼」なんだそうです。
すぐ治る代わりにクセになりやすい、とのことこですので、これからも注意しないとなぁ。
手を使わないようになったら要注意ですね。
息子の場合、最終的に大泣きで疑いが確信に変わりましたが、いつ抜けたのか、原因が分かりません。思い返せばぐずりながらも右手だけでおもちゃで遊んでいたような気もします。「使わなければ痛くない」状態が続いて発見が遅れたのかもしれません。あやすためにいっしょに踊ったり、二人羽織みたいにして腕を強制的に動かしてたりしたもんなぁ。
ちょっと怖くなってしまったので、アクロバットな遊びはちょっと避けよう。ちゃんと体幹を持って振り回そうって思いました。
写真は病院から帰ってきてから食事を再開した息子の左腕。
いやぁ、痛がっているときはさすがに写真は撮れませんて。

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